特集

2010年1月2日土曜日

ムール貝のピラフ、ハロウミのサラダ

大晦日の昼は、築地で買ってきたムール貝を使ってギリシャ料理に挑戦しました。

・ハロウミのサラダ
赤ワインビネガー、オリーブオイル、胡椒で調味したルッコラのサラダに、1cm程度にスライスしたハロウミチーズを焼いてのせただけのシンプルなサラダです。周りには瀬戸内レモンを添えました。

ハロウミは、グリルパン(正月には餅を焼くのに使います)を使って焼きました。軽く焦げ目がつく位がベストです。元のレシピにはルッコラのサラダに塩を加えていますが、ハロウミ自体が塩味が比較的強いので、今回、塩は振っていません。

ハロウミとは、キプロス(地中海東方に位置する島国)原産のチーズ(山羊・羊・牛の混乳)で、イタリアのモッツァレラのように練って作るタイプのチーズで、表面にミントの葉を散らしてあるためすっきりとした味わいです。今回のように焼いても溶けないのが特徴で、シコシコとした触感がおいしいです。もちろん、そのままでも楽しめるのですが、個人的には焼いて食べるのがお好みです。都内・広尾にある外国人御用達のスーパーで入手しましたが、真空パックに入っているため長期間保存可能です。




・ムール貝のピラフ

ピラフというよりリゾットという印象です。
まず、薄切りの玉葱を入れた白ワイン(+水)を沸騰させ、よく洗ったムール貝を入れて、加熱します。飾り用の貝を除いて、身を分離し、これらは別に保存しておきます。

一方、別の鍋で、玉葱・長ネギ・ニンニクを炒め、乾燥オレガノを加えた上で、米を炒め、白ワインのアルコールを飛ばした後で、ムール貝のゆで汁(足らなければお湯も)を足し、イタリアンパセリ、ディル(今回は乾燥)を加えて煮込みます。最後の5分くらいになったら、ムール貝の身を加え、米に火が通るまで煮込みます。

要するに、リゾットの要領で作ればいいのですが、オレガノやディルの風味がギリシャらしさを引き立たせててくれます。なかなか美味でした。レシピでは長粒種の米が指定されていたので、今回はインディカ米(新潟産)を使いました。タイ産のものよりマイルドとはいえ、インディカ米らしい香りがあるので、好みが分かれるところかもしれませんが、ムール貝との相性も良く、オリエンタルな雰囲気を演出してくれました。







参考:
Rena Salaman and Jan Cutler. The Illustrated Food and Cooking of Greece. Lorenz Books (2005)
(分量などは適当に作りましたが、細かい分量を知りたい方は参考文献を見てください。)


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