特集

2010年5月18日火曜日

レバノン風サラダ、挽肉ロール、レバノン風鯛めし、豆と牛肉のシチュー

5月16日の晩御飯。1ヶ月ぶりくらいにレバノン料理です。レバノン料理を作るときはいつもタブーリ(パセリのサラダ)やフムス(豆のペースト)をつくっていましたが、今回はいろいろ新メニューに挑戦してみました(実は全品新メニュー)。

・レバノン風サラダ(Fattoush)
 
実は構成要素はタブーリに似ていますが、そこまで細かくしないのと、キュウリが加わっています。タブーリではブルグール小麦またはクスクスを混ぜ込みますが、このサラダではパンを混ぜます(本来はレバノンのパン)。キュウリ、トマト、葱(あさつき)、パセリ、ミントに対して、ニンニク、レモン汁、オリーブオイルで作ったドレッシングをかけて食べます。(そこそこにおいしいだろうという)予想外に非常においしかったです。



・挽肉ロール(Lahem b'ajeen)
 
牛肉と玉葱ベースのフィリングを、小麦粉とオリーブオイル、ベーキングパウダーで作った生地で巻きます。今回は水分が多かったせいか、生地がやわらかめになりました。おとなしいながらも、なかなかおいしかったです。





・レバノン風鯛めし(Seeyadeeyeh)
 
レシピ本では「fish and rice stew」となっていましたが、具材を煮てブロードを作って、その煮汁で米を炊く、というつくり方から考えると、和食でいうところの「~めし」、ポルトガルの米料理にも相通ずるものがあります。今回は鯛でつくったので鯛めしです。
まず、よく炒めた玉葱を煮込んだあとピュレにして溶かし込みます。そこに魚(今回は鯛の切り身と御頭)を入れてよく煮込みます。そこで得られたブロードを使ってご飯を炊き込みます(今回は炊飯器使用)。クミン風味です。ご飯の上に煮た魚をのせ、炒めた松の実をかけて完成です。そしてブロードの一部をとっておいて、レモン汁と合わせたスープをつくり(この辺りはギリシャ料理と通ずるものが・・・)、ご飯にかけて食べるそうです。非常に手間のかかる料理でしたが、かけるだけの価値が十分にある素晴らしい味わいになりました。またトライしてみたい料理リスト入り決定です。




・豆と牛肉のシチュー(Yakh'nit fassoulia)
 
昨日の白いんげん豆(水煮)を生かして、レバノン風のシチューを作りました。玉葱、ニンニク、牛肉を炒め、白いんげん豆、トマト(+トマトペースト)、スパイス(シナモン、ジンジャー、ナツメグ、クローブ)
とあわせてよく煮込みます。2時間近く煮込んだので、肉は柔らかく、また味わい深い仕上がりになりました。シチューシリーズは沢山レシピが載っていたのでいろいろ挑戦してみたいです。



参考レシピ:
Dawn, Elaine & Selwa Anthony. Lebanese Cooking. Perplus (2005)



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