6月12日の晩御飯。バスクのワインが手に入ったので、バスク料理です。
・アスパラガスとキノコのオムレツ
バスク風のオムレツです。本当はトリュフを使うレシピですが、今の時期は入手困難(かつ高価)なので、マッシュルームでつくりました。ちょっと具が多すぎてうまく包めていないですが、おいしかったです。スペインの他の地方と違って(普通のオムレツと同じで)、中は半熟が基本です。
・チャングロ(Txangurro)
バスク名物のカニの身のオーブン焼きです。シェリー酒とブランデーを入れて煮込みます。非常に濃厚でおいしいです。カニの身が安く売られていた時にはぜひ挑戦したいメニューです。
・バスクの簡単炊き込みご飯(Lady's rice)
「Lady's rice」という名前で、簡単なパエリア料理とのことです(今回は炊飯器利用)。具は、玉葱・ニンニク・赤ピーマン・ソーセージ(本来はチョリッソ)といった具合でかなりシンプルです。バスクらしく、唐辛子を入れます。今回は沖縄の島唐辛子本体(激辛)、韓国産唐辛子(こちらはマイルドな辛さ)の粉を入れました。ほのかに赤いのはトマトではなく、唐辛子の色です。
・タラのサルサベルデ
ちょっと前も作りましたが、今回はタラでさっぱりと仕上げました。バスク名物で、スペイン全土に広がった料理です。「サルサベルデ」(Salsa verde)とは「緑のソース」という意味で、パセリベースです。グリーンピースをつぶしてつくる場合もあるようです。見た目の割りに簡単、短時間でつくれるのが特徴です。
チャコリ(バスクの微発泡白ワイン)が進みまくりました。
本日のワイン:スペイン・バスク地方(辛口白・すっきり爽やか・微発泡)
バスクの白ワイン(チャコリ)です。微発泡性なのが特徴で、現地では高い位置から注いで、わざと泡立たせて飲むらしいです。すっきりとした辛口で、やや酸味があるので、今回のような魚料理とは非常によくあいます。
参考レシピ:
Gerald Hirigoyen, The Basuque Kitchen, HarperCollins(1999)
→アスパラガスとキノコのオムレツ、バスクの簡単炊き込みご飯、
おおつきちひろ「スペインの熱い食卓」(文化出版局)1995
→チャングロ
Vicky Harris and John Newton, The food of spain. Whitecap (2008)
→タラのサルサベルデ
0 件のコメント:
コメントを投稿