2月1日の晩御飯。
今日は北イタリア・ベネト地方のイメージです。
・パスタ・エ・ファゾイ(パスタと豆)
ベネトの地方料理です。うずら豆と野菜、パンチェッタ(生ベーコン)、豚肉を煮込んで作ったスープに、パスタ(タリアテッレ)を入れて煮込んだものです。まるで、甲州名物ほうとうのようですが(たぶん「ほうとう」の麺を入れてもおいしいはずです)、シナモンとローズマリーの香りがアクセントになっています。とてもやさしい味わいで、温まります。
・牛肉とラディッキオのインボルティーニ
インボルティーニとは、具に肉や魚を巻いた料理です。こちらは、炒めたラディッキオ(赤チコリ)とチーズ(今回はパルミジャーノ)を牛肉で巻いて焼いたものです。比較的簡単に作れます。レシピは、NHKのイタリア語講座(2008年度)を参考にしました。
今回使ったラディッキオ(赤チコリ):
ラディッキオは、ベネト州トレヴィーゾの名産です。赤チコリと、トレヴィーゾとも呼ばれることがあって、ほろ苦さが特徴で、肉料理とよく合います。この手の野菜は、空輸品で大変高価なことが多いのですが、こちらはなんと国産。沖縄・宮古島産で、結構リーズナブルな値段で買うことができました。
ちなみに、現地トレヴィーゾでは、晩生種という手間ひまをかけたラディッキオもあります。
秋に作られる一品ですが、ラディッキオを一旦霜枯れさせて、再び新芽が出てきたところを収穫するというものです。写真のような形が特徴です(イタリアでも高価な野菜ですが、12月にたまたまリーズナブルな値段で買えたので気合を入れてリゾットを作ってみました。その時の記念写真です。)
ダニエラ・オージック「イタリア地方のおそうざい」(柴田書店)2005
→「パスタ・エ・ファゾイ」
0 件のコメント:
コメントを投稿