2月12日の晩ご飯、スペイン料理です。
・刻み野菜のサラダ
キュウリ、ピーマン、玉ねぎ、トマトを刻んで作るサラダです。今回もリンゴ酢とオリーブオイルで仕上げました。黄色のカラーピーマンを使ったので少し赤みが足らなかったですが、いつも通りおいしかったです。
・オレンジとフェンネルのサラダ
今回初出。軽く茹でたフェンネルの茎とオレンジを合わせたサラダです。ドレッシングとしてはオレンジ果汁・レモン汁・オリーブオイル・塩・コショウを混ぜたものをかけました。レシピ本では、フェンネルのバルブを主に使い、ミントの葉をオプションで添えていましたが、今回はフェンネルの茎を使い、フェンネルの葉を添えました。フェンネルの爽やかな味わいとオレンジがとてもよく合いました。オレンジサラダに新たなバリエーションが登場です。
・ウチワエビとアサリのご飯
ウチワエビとアサリの茹で汁で炊きこんだ水分多めのサフランライスです。レシピ本ではぶつ切りのオマールエビを下茹でせずに、炊きこむことになっていましたが、今回は冷凍品なので、一度下茹でしてからぶつ切りにして炊き込みました。もちろん、茹で汁はご飯を炊きこむのに使っています。サラダで使ったフェンネルの茹で汁も合わせて出汁として活用しました。ご飯の炊き具合が難しいのですが、今回はおいしく炊けました。これで冷凍ウチワエビをすべて使い切りました。
・牛肉のシェリー煮込み、ブルーチーズソースがけ
レシピ本では鹿肉の煮込みです。甘口のシェリー酒につけた牛肉を、炒めた野菜(長ネギ、玉ねぎ、ニンジン、セロリ、ニンニク)と一緒に煮込みます。煮込むときにはタイムなどのハーブ、漬け汁(シェリー)、トマトペーストを使います。仕上げにブルーチーズ、生クリーム、シェリー(加熱)を合わせたソースをかけていただきます。かなり甘口でしたが、とてもおいしかったです。今回初出。
これがブルーチーズソースです。ブルーチーズ、生クリーム、シェリー(加熱)を合わせたソースです。レシピ本ではスペインの名産カブラレスチーズを使うことになっていましたが、カブラレスは手元にないので、比較的入手しやすい仏産チーズ(BLEU D'AUVERGNE)をごく少量使いました。
本日のお酒:スペイン・ラ・マンチャDO(テンプラニーリョ種、辛口赤、しっかり)
スペイン中央部ラ・マンチャ(La Mancha)地方の長期熟成(Gran reserva)赤ワインです。赤ワインのGran reservaの場合は、60ヶ月(5年)以上の熟成軌間のうち18ヶ月以上をオーク樽で熟成させていますが、今回は1991年ということで、熟成期間は20年です。テンプラニーリョ種の場合、紫を帯びた色合いでフルーティな香りが特徴なのですが、さすがに長期熟成だけあって、深く赤い色合いになっていました。樽の香りもついたしっかりとした味わいで、肉料理によく合いました。それでいて果実味は失われておらず、とてもおいしかったです。いろいろ薀蓄を書きましたが、実はこちらは近所のスーパーで2000円以下でした。ラ・マンチャのワインはコストパフォーマンスが高く、味も良い、という話はしばしば聞きますが、確かにリーズナブルな値段で、熟成ワインを楽しむことができました。実は開けたのは昨日からで、肉料理と一緒に楽しみました。
参考資料:
スペイン大使館商務部のサイト「Vino de Espana Japon」(産地情報・原産地呼称・熟成方法)
参考レシピ:
おおつきちひろ「タパス」(文化出版局)1997
→刻み野菜のサラダ
Simone and Ines Ortega, The book of Tapas. Phaidon (2010)
→オレンジとフェンネルのサラダ
おおつきちひろ「スペインの熱い食卓」(文化出版局)1995
→ウチワエビとアサリのご飯、
Vicky Harris and John Newton, The food of spain. Whitecap (2008)
→牛肉のシェリー煮込み・ブルーチーズソースがけ
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