特集

2011年5月1日日曜日

焼きナスのペースト、挽き割り小麦の団子とレンズ豆のスープ、キャベツのサラダ、イサキのオーブン焼き・タヒーニソースがけ、キャベツのミハシ

4月17日の晩ご飯。レバノン料理です。
今回は、一風変わった新作に挑戦してみました。

・焼きナスのペースト(ババガヌジ Baba ghannouj)
 
東地中海の定番の前菜(mezza)、焼きナスのペーストです。オーブン焼きにして皮をむいた茄子のペーストに、タヒーニソース(練りゴマ、ニンニク、レモン汁)を合わせたものです。



・挽き割り小麦の団子とレンズ豆のスープ(Kibbit'healeh)
 
今回の新作です。挽き割り小麦(ブルガー小麦)と小麦粉、ネギ、ミント(今回は乾燥品)、パセリ、唐辛子を合わせた団子を作り、これをレンズ豆、ホウレンソウ(下茹でしておいた冷凍品)、ジャガイモと一緒に煮込みます。仕上げにレモン汁を加えていただきます。見た目はかなり地味ですが、団子はモチモチ、スープはさっぱりしていてとてもおいしかったです。



・キャベツのサラダ(Salatit malfouf)
 
キャベツを消費するために、今日はたくさんのキャベツを食べます。ニンニク、レモン汁、オリーブオイルを合わせた東地中海風のドレッシングでいただくと、単なるキャベツの千切りも、驚くほど美味しくなります。




・イサキのオーブン焼き、タヒーニソースがけ(Sumki b'tahini)
 
オリーブオイルを軽く塗って、シンプルにオーブン焼きにしたイサキに、タヒーニソースをかけていただきます。練りゴマ、ニンニク、レモン汁を合わせたさっぱりしつつも濃厚なソースです。



・キャベツのミハシ(Mihshi malfouf)
 
レバノン風ロールキャベツです。野菜に肉やお米を詰めて茹でたり焼いたりする料理(トルコのドルマ、レバノンのミハシ Mihshi)のキャベツ版です。これがヨーロッパ世界へ伝わり、いわゆるロールキャベツになりました。軽く茹でたキャベツの葉で、肉と米の詰め物をくるみます。今回のものは、スパイスにシナモン、クローブ、ジンジャー、ナツメグのレバノンスパイスミックス、そしてミントとレモン汁が効いています。厚底で蓋の密閉度の高い鍋で蒸し煮にしました。



参考レシピ:
Dawn, Elaine & Selwa Anthony. Lebanese Cooking. Perplus (2005)


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