この日は列車でトレヴィーゾを訪問、そのままベネチア本島へ向いました。
この写真はトレヴィーゾの中心部、シニョーリ広場と時計台(内部は公共施設)です。
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トレヴィーゾの旧市街地は四角い城壁と掘割に囲まれています。上の地図ではよくわかりませんが、市街地の中にも細い水路があってきれいな水が沢山流れているのが特徴です。ベネチアが海の都であるのに対して、こちらは流れる水の都といったところでしょうか。料理でいえばティラミス発祥の地、また綺麗な水を活かして特有の育て方をする赤チコリでも有名です。
駅を出ると早速城壁が見えてきます。
旧市街では、歩道が建物下にある場所もあって面白かったです。これなら雨に濡れずに済みますし、土地の有効活用ができそうです。
そのまま進むと街の中心、シニョーリ広場へ至ります。トップの写真の時計台です。
ティツィアーノの絵が惜しげもなく飾られています。むしろこれが本来の目的通りなのですが。
時計台の下は公共施設(県庁?)になっているようです。せっかく美食の街へ来たのに、という話もありますが滞在時間が短いこともあって1階部分のカフェで簡単なランチをいただきました。
いたって普通のピザと
ティラミスでしたが、よい雰囲気でした。
付近に中ネコもいました(確かもう1匹いたはず)。都内で撮ったといっても信じてもらえそうな1ショット(笑)。世界中どこへいってもやっぱりネコはネコですね。
軽くランチを食べた後は街を散策しました。
街中いたるところに水路が流れています。流れのある淡水ということでベネチアとは少し違った印象。
北の外れの城壁にやって来ました。ここに堰があり、水を取り入れているようです。
こちらは城壁外の様子です。
こんな形の橋もありました。
建物の下がすぐ水路、というところはベネチアに似ています。
欄干の魚が楽しかったです。
極めつけは、建物の下を流れる水路です!この近くで目撃しました。
トレヴィーゾ散策はとても楽しかったのですが、天気は下り坂、雨がぱらつきました。時間も丁度よいので駅へ戻ることに。
駅で見かけた可愛らしい電車。ちなみにこれを撮っていたら、警官に呼び止められ、駅内の警察署に連れていかれてしまいました。鉄道施設内の撮影が禁じられている国もあるので、あわてて確認したら特に問題はないとのこと。パスポートを見せたらあっさり解放、職質というにはあまりにフレンドリーでした。なまじ地味なYシャツを着ていたので、不法就労かテロ関係を疑われたのかもしれませんが、こういう時には日本のパスポート(あるいは日本が培ってきた対外イメージ)のありがたみを感じます。これからベネチアに行く、といったら「あまりに無用心なのでスリには気をつけろ」とフレンドリーに「指導」まで受けてしまいました。
とはいえ、鉄道や航空機のテロなどにはいずこもかなり神経質になっているので、海外での鉄道施設の撮影は用心したほうが良いと思います(友人からもイタリアの駅で注意された話を聞きました)。
ベネチア行きの普通列車は、少し地味な感じの二階建て車両でした。ガラガラだったのでゆったりとくつろぎながらベネチア本島に向います。でも夕方時で雨もぱらついていたので少し物悲しい気分(笑)。
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ベネチアの人口は、30万人程ですが、多くは陸上のメストレ地区に住んでいて、本島の住民は数万人程度らしいです(それでも生活の場であることも変わりない)。ベネチア本島といっても、数多くの運河が張り巡らされているので実際にはたくさんの島からできています。特に島の中央を横切るS字状の大運河(カナル・グランデ)はシンボル的存在です。ちなみに国鉄駅、バスターミナルは地図の左上、大運河沿いにあります。
この日から宿泊したのはこちらのホテル。国鉄駅とサンマルコ広場の間あたりにあります。
雨にもめげずベネチアの街に繰り出します。
ホテル近くの水路と橋。
上の写真の右奥から撮りました。
そして細い水路を行くゴンドラ。雨のベネチアも風流です。
大運河、リアルト橋付近からの眺め、雨が降っていてもベネチアの眺めは最高です。ここからちょっとだけベネチア名所案内。
こちらがそのリアルト橋。
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上はこんな感じです。
ちなみに上からの眺めはこんな感じ。
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付近にはこんな現代芸術もありました。
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水上バスはここからラグーンに出ます。ベネチア本島に沿って進んでいきます。
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高級ホテル群を横目に水上バスは進みます。
ベネチア本島の東のエリアです。
この辺りから水上バスは本島から離れ、ラグーナとアドリア海を隔てるリド島を目指します。行きにまずついた場所です。
水上バスのフリーチケットを買っておけば、ベネチアエリアは自由自在、そのまま折り返して、ホテル方向に戻りました。
この日は雨も降っていたのでいろいろ探すのも面倒で、ホテルの下にあったレストラン(別経営らしい)に入りました。ベネチアのレストランは、観光客向け、という側面もあって、この日までに入ったところよりも、洒落た内装でした。価格も少々高めではあるものの料理の方もなかなか上品でおいしかったです。
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