3月27日の晩御飯。
バスク地方のフレッシュチーズが手に入ったので、バスク料理を作りました。
・赤ピーマンのマリネ
ローストした赤ピーマンの皮をむき、さらにオリーブオイル・塩コショウでオーブン焼きにし、カリカリに揚げたニンニクとシェリービネガーからなるマリネ液をかけるという前菜です。焼いた赤ピーマンの甘味とシェリービネガーの穏やかな酸味がとてもよく合います。
・葱とジャガイモのスープ
葱、ジャガイモ、ベーコンをいため、煮込んで作るスープです。スパイスにはタイムとローリエ、白こしょうを使いました。
・イカの詰め物の墨煮
玉葱、ニンニク、ベーコン、イカの足、パン粉で作ったフィリングをつめたイカをイカ墨ソースで煮込みます。今回はバスク風の墨煮ですが、まず玉葱とニンニクをいため、イカを入れた後、ブランデーを加えます。その後、イカ墨(今回使ったイカからの墨だけでは足りなかったので市販品も追加)、バスクソース(少し前に作った野菜のソース)、ブロード(今回は煮込み途中のスープから失敬)を加えて煮込みます。唐辛子粉を加えるのもポイントです。
・スパニッシュライス
イカの墨煮にはこれ!とレシピ本に書かれていたので、作ってみました。
炊飯器で普通に炊いたご飯にバターを混ぜて塩コショウしただけの、いわゆる洋食系「バターライス」です。
確かにイカ墨ソースは超濃厚だったのでシンプルなバターライスがよく合いました。
本日のワイン:バスク地方のお隣、リオハの白ワイン(スペイン・ヴィウラ種・辛口)です。
濃厚な樽の香りがしつつも、飲み口はさわやかで、今回の食事にはとてもよく合いました。
というか、バスク料理を作ることを決めた時点で、できるだけ近い場所のワインを探しました。バスク地方から少し内陸に入ったところにあるリオハ地方の白ワインです。リオハは赤ワインで有名ですが、白もおいしいです。
本日のチーズ:カイエ・ド・ブルビ(CAILLE DE BREBIS)
バスク地方(フランス)のフレッシュチーズです。羊乳をプリンのようにかためたフレッシュチーズで、さっぱりしつつも濃厚な味わいです。はちみつとあわせると、とてもよいデザートになりました。
参考レシピ:
Gerald Hirigoyen, The Basuque Kitchen, HarperCollins(1999)
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