特集

2011年2月6日日曜日

ニンジンのスープ、マッシュルームのサラダ、タコご飯、アゾレス風ステーキ

2月5日の晩ご飯。ポルトガル料理です。

・ニンジンのスープ
 
定番となりつつありますが、ニンジン、長ネギ、ニンニク、ジャガイモでつくるスープです。ジャガイモを入れるとなめらかに仕上がってとてもおいしいです。



・マッシュルームのサラダ
 
こちらもうちでは定番の生のマッシュルームとミントのサラダです。このサラダを食べるようになるまで、マッシュルームを生で食べることなどほとんどなかったのですが、さっぱりしていておいしいです。



・タコご飯
 
タコの茹で汁、赤ワイン、で炊いたご飯です。リゾットと炊き込みご飯の間くらいの炊き加減です。こちらのレシピではクミンと赤唐辛子を加えるのが特徴で、スパイシーで美味しいです。



・アゾレス風ステーキ
 
バターで両面焼いて、ローレル、ニンニクで味付けをしたステーキです。最後にブランデーで仕上げています。本当はアゾレス風唐辛子(辛味が少なめの唐辛子の塩漬けのオーブン焼き、ローレル・ニンニク風味)を添えるのですが、今回は、普通にオーブン焼きして皮をむいた赤ピーマンを添えました。仕上げにpiri piriオイルをかけました。

ちなみにアゾレス(Azores)とは、ポルトガル本土から約1000kmほど西の大西洋の中程に浮かぶ火山島です。かつてはアメリカ大陸へ向かう航海基地として栄えていましたが、現在は諸島全体で24万人程度の静かな観光の島です。北緯37度前後なので、日本で言えば福島から新潟に相当する緯度に当たりますが、パイナップルの生産も行われているようなので若干暖かいと思われます。




これが、今回製作したpiri piriオイル。ペースト状にした唐辛子とニンニクをウィスキーで煮込み、レモン汁、レモン皮、ローレル、オリーブオイルを加えて、さらに煮こんで水分を飛ばします。そこにオリーブオイルをさらに加えて瓶に詰めました。冷凍庫に保管しておいたハバネロ(生)、乾燥島唐辛子を使いました。多少辛味が抜けていたのか、辛さは控えめになりました。




本日のワイン:ポルトガル・ドウロDOC(土着種混醸、辛口白、さわやか)

先週に引き続きポルトガル・ドウロ(Douro)で、今週は白ワインです。しっかりと辛口でありながら、柑橘のような爽やかな香りがありました。柑橘系のような後味はありつつも、ほろ苦さは控えめで、飲みやすい、さわやかな味わいでした。ちなみに、ステーキには、先週開けた赤ワイン(ポルトガル・ドウロ)を合わせました。

ポルトガルのドウロ川流域ですが、2000年以上前からワインやオリーブの生産が行われていた歴史ある地域で、ユネスコの世界遺産(リンク先は英語)にも指定されています。今回、いただいた赤・白の辛口ワインに以上に、世界的に有名なのはポートワインで、中世から近世にかけて船乗りたちの酒として一世を風靡しました。



参考レシピ:
Tessa Kiros. Piri piri starfish. Murdoch books (2008)
 →ニンジンのスープ、アゾレス風ステーキ
丹田いづみ「家庭で作るポルトガル料理」(河出書房新社)2008
 →、マッシュルームのサラダ、タコご飯





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