5月1日の晩御飯。久しぶりに週末のイタリア料理です。
・ナスのマリネ
グリル焼きにしたナスに、オリーブオイル、白ワインビネガーなどを加えたマリネ液をかけます。さっぱりしておいしいです。
・グリーンピースのリゾット(Risi e bisi)
ベネト州の名物です。グリーンピースとパンチェッタ(生ベーコン)で作ります。今回はとてもおいしくできました。
現在、米料理に使っているのは、岩手県産ヒトメボレ(無洗米)です。ナナツボシなどに比べると、柔らかくリゾットには不向きなのでは、と思い込んでいましたが、そんなことはなく、とてもおいしくできました。
この時期の米は適度に水分が抜けて、全般的に煮崩れしにくいということもあるかもしれません。和食やパエリアでも同じお米を使っていますが、とてもおいしいです。
・タラのヴィチェンツァ風
ベネト州ヴィチェンツァVicenzaの郷土料理です。今回使ったレシピは牛乳だけで煮込むシンプルなものです。レシピ本によっては、白ワイン、パルミジャーノチーズ、バター、シナモンなどを加える場合もあるようです。いずれにしてもタラに牛乳をかけてじっくりとオーブン焼きにするのが特徴です。本来は干しダラで作りますが、今回は塩を振って1時間ほど置いた生タラを使いました。タラのうまみがしっかり出ておいしかったです。3-4年ぶりに再挑戦で、今回のレシピでは新作です。現地と同様にポレンタ(加熱しながら練ったトウモロコシ粉)と一緒にいただきました。
現地(Vicenzaの隣町のPadova)で食べたタラのヴィチェンツァ風、型に入れて焼いたポレンタが添えられています。今回作ったものと少し違う印象ですが、濃厚な感じでした。
・豚スペアリブのトマトソース、ポレンタがけ
新作です。ソテーしたスペアリブをトマトソースで煮込み、ポレンタ、ペコリーノチーズを振りかけてオーブン焼きにします。いかにも(トマト流入以後の)イタリア料理という想像通りの味わいですが、おいしかったです。ポレンタを使うところがユニークです。
昨日作ったアジのマリネもいただきました。
本日のワイン:イタリア・Roero Arneis DOCG(アルネイス種、辛口白)
イタリア北部ピエモンテ州のワインです。もちろん魚料理向けですが、果実味があり、かつしっかりした味わいでおいしかったです。
参考レシピ:
ダニエラ・オージック「イタリア地方のおそうざい」(柴田書店)2005
→焼き野菜のマリネ(今回はナス)
ピエロ・ベルティノッティ「リーゾ」(柴田書店)2005
→グリーンピースのリゾット
Tessa Kiros. Venezia -food and dreams-. Andrew McMeel Publishing (2008)
→タラのヴィチェンツァ風
「イタリア地方料理の探求」(柴田書店)2005
→豚スペアリブのトマトソース・ポレンタがけ
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