ギリシャ料理やトルコ料理では、甘くない料理にヨーグルトを料理に使います。例えば、ヨーグルトにキュウリ(角切り、千切りなど)を加えたジャジキは代表的ですし、アダナケパブ(トルコ風のつくね)にもヨーグルトを加えます。そんな時、市販のヨーグルトではいささか水分が多く、水っぽくなってしまうことがあります。
そんな時は水切りヨーグルトを作ると便利です。
方法はいたって簡単、ザルにキッチンペーパーを乗せて、30分程度おいておくだけでOKです。もちろんザルの下には乳清がたまりますからボウルなどで受け止めてください。あえてコツをいえば、キッチンペーパーの下は目の荒いザルを使うべき、ということ位で、そうでないと水がたまりがちになってしまいます。
もちろん、料理によっては、市販のヨーグルトをそのままつかっても大丈夫なのですが、水切りヨーグルトにするとコクが増します。「水切りヨーグルト」自体は随所で紹介されていますが、クリームチーズのような食感になってとてもおいしいです。
ジャジキ:
キュウリとヨーグルトのサラダです。パック半分位のヨーグルトにキュウリ1本を合わせ、少量のニンニク(細かいみじん切り)、ミント(乾燥でもOK)、ごく少量の白ワインビネガーを加えれば完成です。さっぱりしていてディップとしてもおいしいです。
なお、水切りの操作は放射能が気になる方にもオススメです。現在問題になっている放射性セシウムは、水溶性であるため、水切りの操作をすることで、ヨーグルト本体からある程度取り除くことができます。仮に放射性セシウムが含まれていたら、乳清部分(下にたまった水)にたまることになります。チェルノブイリの時も、乳清と脂肪分の分離が薦められたようです。ただし、現時点では、市販のヨーグルトは、(モニタリングされているようなので)ほとんど心配いらないと思います。
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