3月3日の晩御飯、南イタリア料理です。
日高市(埼玉県)に遊びに行きました。
・カプレーゼ
シンプルなカプレーゼですが、牧場製のモッツァレラを使いました。やわらかくてとてもおいしかったです。
日高市にある牧場で買いました。
牧場製の出来立てということで、とても柔らかくジューシーで、イタリアの牛乳製と比べてもむしろおいしい位です。ちなみに、お店には微生物検査の結果と共に、放射性物質検査もしっかり貼り出されていて、検出限界1Bq/Kgでセシウム134,137、ヨウ素131ともに不検出ということでした(1月末の原乳)。このように、高めの感度でしっかりと検査、公表してくれていると、安心して買うことができます。
・豚のゼリー寄せ(Gelatina di maiale)
もったいないの精神で豚を余さず使う南イタリアの地方料理です。日高市内の施設で買った豚足を使いました。まずは火で炙って毛を処理して、下茹でした後、細切れにして(骨も一緒に煮込みました)、ハーブ・スパイス類、バルサミコ、白ワイン、砂糖(今回はヤシ蜜)、ブロードと合わせてじっくり煮込みました(今回はスモーク豚たんも合流)。松の実、レーズンも加えた後、型に入れて固めます。豚足から出る自然のゼラチンで固まるので、ゼラチン粉などは一切入れていません。下茹での段階では、牧場のかおり(獣の臭い)がただよって、どうしようかと思ったのですが、その匂いも消え、とてもおいしい前菜が出来ました(完成は一番後だったのでデザートのような位置づけになりました)。今回初出です。
・米のサラダ
茹でた北海道産のお米(ななつぼし)にスモークされた豚たん、野菜類を合わせました。さっぱりしていてとてもおいしいです。
・豚肉のソテー、マルサラソースがけ
ソテーした豚に、炒め玉ねぎとマルサラ酒、アーモンドを合わせたソースをかけていただきます。いつも買っている豚肉より少々高価でしたが、驚くほど柔らかく、とてもおいしかったです。
こちらも日高市内の施設で買いました(子供向けの広場にいた仔豚です)。
現在は飼育設備は宮城県にあるようですが、検出限界20Bq/Kgでセシウム134,137、ヨウ素131ともに不検出ということでした(2月初旬の豚肉)。そもそも密閉飼育、輸入飼料が中心の豚肉は大丈夫だと思うのですが、検査結果を公表してくれていると安心です。
本日のワイン:イタリア(ランブルスコ・微発泡赤・やや辛口)
非常に濃い色のランブルスコですが、ほんのりと甘みも残り、とてもおいしかったです。北イタリア、エミリア・ロマーニャ州を中心としたワインですが、豚肉メインの料理によく合いました。
いつも使っている生醤油も日高市内で買っていますが、そちらに寄った後、さらに足をのばして高麗神社にも行きました。曼珠沙華で有名な高麗本郷・巾着田の近くです。8世紀に高句麗より渡来した人々によって建立され、現在に受け継がれたと伝えられる由緒正しい神社です。鳥居の前に来たら、大きな猫が走り寄ってきてくれました。
参考レシピ:
ピエロ・ベルティノッティ「リーゾ」(柴田書店)2005
→米のサラダ
「イタリア地方料理の探求」(柴田書店)2005
→豚肉のソテー、マルサラソースがけ
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