2011年9月4日日曜日

沖縄本島・空の旅

沖縄旅行5日目、最終日です。
窯元が集まっている壺屋(ヤチムン)地区を散策しました。

 




ホテルは牧志駅近くだったので、国際通りを歩き、まずは朝の市場に立ち寄りました。




まず、那覇市立の壺屋焼物博物館を見学しました。

琉球王国時代に、沖縄本島各地にあった窯元を那覇の壺屋地区に集めたという歴史があって、今日の壺屋焼には、荒焼と上焼(釉薬あり)など作風の違う焼き物が何系統もあるそうです。今日では民芸品として、食器類や酒器が中心ですが、かつては水瓶などの大物も頻繁に作られ、生活の場で使われてきたそうです。ちなみに、うちで使っている陶器は、益子焼や笠間焼が多いのですが、壺屋焼の窯元と濱田庄司(益子焼)らとの交流もあったという話もはじめて知りました。




そして、やちむん通り(壺屋地区)を散策、




現存する数少ない壺屋の登り窯のうちの1つ「南窯(フェーヌカマ)」(荒焼)です。現在、壺屋地区は那覇の市街地のため、薪を燃やすことはできない(壺屋地区で作陶する場合はガス窯、あるいは郊外の窯を使用)そうなので、稼働はしていないようです。



窯を守る猫の姿がいました。屋根付きで空気の流れがあるので涼しいのでしょう。



そして通りの反対側にある一つの窯「東窯(アガリヌカマ)」(上焼き)と陶工の旧宅である新垣家住宅(国重要文化財)も楽しみにしていたのですが、こちらは現在修復工事中(2009-2016!)ということで見学できませんでした。

でも周囲には、実際に作業をしている窯元の工場などもあって、また緑に覆われた石垣の小道などもあって楽しめました。



やちむん通りを歩きながら、いろいろな窯元のお店を見せて頂きました。

泡盛を入れるカラカラを購入したのはこちらの窯元、




色合いと質感が気に入って購入しました。
さっそく泡盛をいただくときに使っています(写真は帰宅後、初使用のとき)。

カラカラを包んでいただいている間、お店の方からいろいろ楽しいお話を聞かせていただきました。




もう一つ、帰る間際にこちらの窯元でフリーカップも買いました。




泡盛の水割りにもいいですが、コーヒーを飲むのにぴったりです(写真は帰宅後、初使用のとき)。



かなり飛行機の時間に近くなってしまいましたが、こちらのお菓子屋でおみやげのお菓子を買いました。



「こんぺん」は中にピーナッツ餡が入っています。少し月餅に近い印象(写真は前日にホテルで食べたときのもの)。



こちらのお餅屋でおやつを買いました。



「カーサムーチー」は月桃の葉でモチ米粉を蒸したもの。銀座にある沖縄県のアンテナショップでも時々買いますが、独特の香りがしておいしいです。



結構時間ぎりぎりになりましたが、モノレールで空港に向い、帰りの飛行機に乗りました。

しばらくの間、沖縄の島々を楽しんでいたのですが、そのあとはひたすら海の上を飛行。

そろそろ東京に近づいてきたかな、と思った頃、ふと窓の下を見ると・・・。


なんと、神津島空港と多幸湾(三浦漁港)が見えていました。神津島(東京都)の真上を飛んでいました。




羽田空港が混雑しているらしく、伊豆大島あたりまで来たところで再び旋回、夕焼けの中、利島、鵜渡根島、新島、式根島、神津島がきれいに見えていました。



上の写真には写っていませんが三宅島と御蔵島も綺麗に見えていました。神津島まで戻ってきたところで再び旋回、千葉から江戸川区の上空を通って、スカイツリーを横目で見ながらの着陸でした(Google Earthのやりすぎ)。

まさか伊豆諸島遊覧飛行までついてくるとは思いませんでしたが、今回も楽しい沖縄旅行になりました。




壺屋地区・公設市場周辺地図(那覇):

大きな地図で見る


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