だいぶ更新が遅れ気味ですが、八重山旅行の最終日・竹富島と石垣島です。
午前中、竹富島の集落を少し散策した後、石垣島へ渡り、夕方の飛行機で帰宅しました。写真は石垣市内に残る旧家・宮良殿内です。
竹富島を名残惜しむ
旅館をチェックアウト後、11時過ぎの船に乗ることにしたので、しばらくの間、竹富島を名残惜しむように集落を散策しました。道路も含めて集落全体が伝統建築!というのは、日本ではほとんど見ることができない奇跡の景観です。
レンタサイクルを返すとき、昨日の可愛い猫にも再開できました。この後、軽自動車が横切って、ヒヤッとしましたが、幸いなことに無事でした。とてものどかな竹富島ですが、車は意外に走ってくるので、猫も人も散策のときには多少注意が必要です。とにかく無事でよかったです
集落内には水牛車が通ります。もちろん観光用ですが、かなりゆっくりでのどかな光景です。この日はかなり暑く、水牛車乗り場では水浴びさせてもらっていました。
集落の中は迷路のように石垣と白砂の道が続きます。
小城盛(クスクムリ)
西の集落の外れにある小城盛(クスクムリ)です。世持御嶽の隣にありました。かつての見張り台で、海上の監視や烽火による島間の連絡にも使われていたようです。
小城盛の上からは石垣島と海の様子を見ることができました。いかにも南国という濃い緑が印象的です。
石垣島へ
宿の方に港まで送ってもらい、石垣島行きの船に乗りました。宿の方には散策の間、荷物も預かってもらい大変お世話になりました。10分少々の短い船旅ですが、景色はだいぶ変わります。
こちら、離島ターミナル近くの石垣市内の様子です。台風対策のコンクリ建築ということもありますが、かなり開けている印象です。
街の景色は意外に普通ですが、アーケードの中ほどにある公設市場へ行くと、いろいろな魚や特産品を見ることができました。海外(特にイタリアの小さな街)でも待ち歩きに市場は必須です。こちらの市場の2階(あるいは周辺)には特産品を扱ったお店があって、お土産を買うのに便利でした。もちろん、付近には酒屋もあって、石垣島の泡盛をしっかり買いました。
市場の周辺を少し歩き、再び島ソバを食べました。沖縄・八重山でお昼を食べた4日間のうち、実に3日は八重山ソバを食べるという結果になりましたが、こちらの店はダシなどいろいろこだわっているようで、あっさりとしつつ、とてもおいしかったです。ちゃんとこだわりが感じられました。
せっかくなのでジューシー(八重山風炊き込みご飯)も頼みました。ピパーズ(竹富島でのピィヤーシ)が効いていて、なかなかよかったです。
意外に開けている石垣島ですが、街中、所々に伝統建築が残っています。冒頭の写真で紹介した宮良殿内はその代表格。200年前に建築された琉球士族の邸宅です。資料館のつもりで入って驚いたのは、現在も生活の場であったこと。はじめ、民家に迷い込んでしまったかと驚きましたが、にわかに受付の台を用意し、パンフレットなどをいただきましたが、戦火で首里の街並みが失われてしまったことを本当に悔しそうに話されていたのが印象的でした。
市立の八重山博物館にも立ち寄りました。宮良殿内や竹富島で見た資料を復習。
16時すぎの飛行機に乗り、那覇経由で帰りました。羽田に着いたのは20時過ぎと、すっかり遅くなってしまいましたが、充実の5日間でした。最近、旅行といえばひたすら離島ですが(笑)、やはり離島には不思議な魅力があります。行ってみたい日本の離島は沢山ありますが、八重山にもぜひまた再訪したいです。
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