2010年5月4日火曜日

ほうれん草ご飯、ラムの包み焼き

5月2日の晩御飯。今日はギリシャ料理、メインは肉料理です。

・ほうれん草ご飯
 
ギリシャ料理を作るときのご飯メニュー(?)として、頻繁につくっているのが、ほうれん草ご飯です。リゾットに近い印象ですが、はじめから水を多めに入れて一気に煮込みます。さらにマンテカーレ(仕上げのチーズ)はせず、代わりにディル(うちでは乾燥品を使用)とレモン汁でさっぱりと仕上げます。レシピ本では、玉葱をいためた後、ほうれん草も炒めて、その後、コメを入れて煮込むように書かれていましたが、日本のほうれん草は亜硝酸塩を多く含むこともあって、うちではいったん茹でたものを使っています。実は、サラダほうれん草ならOKらしいです。

(*)「ほうれん草」に向いている米
粘るお米を使うと、オジヤになってしまうので(醤油を入れれば完璧?)、ぱらぱらと仕上がる米がおすすめです。今回は、国産インディカ米を使いました。タイ産と比べると、米粒が小さい気がしますが、火が通るのが非常にはやく(おおむね10分位)、急いでいるときにも向いています。




・ラムの包み焼き(Kleftiko)
 
ギリシャの定番肉料理らしいです。今回、初挑戦です。
ハーブ(今回はミントの葉と乾燥オレガノ)とレモン汁でマリネしたラムのステーキを、両面を軽く焼いた後、玉葱、ローリエと一緒にオーブン皿にいれ、小麦粉を練って作ったシートで蓋をして、焼き上げます(今回は1時間半)。シートはパリパリで固かったですが、香り豊かに仕上がりました。一手間いりますが、とてもおいしいかったです。






ちなみに焼きあがりはこんな感じ。小麦粉のシートが薄かったのか、一部に断裂ができてしまいました。もう少し厚ぼったいシートでもよさそうです。パリパリしていて、固いですが、裏面には、肉汁などに加えて、ミントの香りもしみこんでいて、ワインのお供に癖になりそうな味でした。




本日のワイン:ギリシャの赤(辛口・中口)

ギリシャの肉料理にあわせて、ギリシャの赤ワインを登場させました。
グラスに注いだときの印象は、色が薄い印象でしたが、渋みも含めて味はしっかりとしていて、それでいて、アルコール感はあまり強くなかった(実際アルコール分は12%)ので、とてもおいしかったです。
イメージもあるかもしれませんが、料理にとてもよく合いました。



参考レシピ:
Rena Salaman and Jan Cutler. The Illustrated Food and Cooking of Greece. Lorenz Books (2005)

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