2012年9月9日日曜日

イタリア南部の旅5:フラスカーティ、ローマ

2012年夏のイタリア南部の旅、現地5日目、 この日は、ローマ近郊のフラスカーティで、貴族アルドブランディーニ家の庭を見学、昼食を食べた後に、ローマに戻りました。
 

アルドブランディーニ家のお宅です。

ホテルの朝食は、地下の食堂でいただきました。一角がバルのようになっていて、壁にはフラスカーティ郊外の絵(ローマ貴族の邸宅風に)が描かれていて明るい感じです。シンプルですが、いい感じでした。思ったのですが、イタリアの人はあまり朝食を食べません。シリアルか、菓子パン一つか、カプチーノ1杯程度という人が多いようです。ささっとすませて去っていきます。









チェックアウト後は、いつものように荷物を預かってもらい、街歩きに出かけます。まずはホテルの横の大聖堂を見学しました。

内部はこんな感じ。













イタリア貴族アルドブランディーニ邸(Villa Aldobrandini)の庭が見学できると聞いて、そこを目指します。ちなみに現在、共和制のイタリアでは公的な制度としての貴族制は廃止されているものの、王国時代の称号が受け継がれ、多くの貴族が大地主や起業家として活動しているようです。

手持ちのガイド(エッセイ)には、観光案内所で予約してから庭に行く必要がある、と書かれていたので、まずそこを目指します。市役所の一角のようですが、英語は通じず、前にいた英語圏の観光客と一緒に身振り手振りで道順を教えてもらいました。特に予約はいらないようなので(土日は閉館)、歩いていきます。観光案内所から向かって(アルドブランディーニ邸正門前)、左に曲がり、車道脇を歩き、坂を登っていきます。裏口のようにも見える門がぽっかりと開いていて、どうやらその中のようです。

どう見ても私有地で本当に入ってもいいか心配な感じですが、門の脇には「ワイン・オリーブオイル直売所」と書かれた看板があったので、挨拶がてらそちらに入ってみました。写真は中からみた様子で、看板は右側(ワインボトルのサンプルあり)です。事務所みたいなところに一人、そしてワインとオリーブオイルが無造作に並べられてました。
どう聞いていいものか、とっさにイタリア語が浮かばないので、「入場券はどこで買えばよいですか?」と数少ない知ってるフレーズのイタリア語で聞いてみましたが、笑顔で「フリー」。特に受付などはせずに自由に見学していいようです。ワインやオリーブオイルもリーズナブルな値段だったので帰りに買って見ることにします。




入ってすぐのところに冒頭の写真の通り邸宅があります。左の写真は少し下ったところから撮ったものです。いかにものんびりした雰囲気ですが、時折、警察のパトカーがまわってきており、しっかり警備されているようです。













庭の道路は未舗装で、だだっぴろい感じですが、とにかく眼下に広がるフラスカーティの街と、さらにその下に広がるローマの平野がきれいでした。


 正門から続く道(右上写真の中央)から見たところ。かつては水が流れ、池になっていたようです。









これで一通り見学は終わりで、ワインかオリーブオイルでも買って帰ろうと思ったのですが、先の邸宅のテラスには、ステッキを持ったご老人が一人、景色を眺めながら佇んでいました。もしかすると邸宅の主かもしれません。一声挨拶して帰ろうと思ったのですが、どうも身振り手振りで、「邸宅の裏もあるぞ」といった具合だったので、お宅の裏も回りこんでみると・・・

むしろこっちが見学コースのメインだったかもしれません(笑)

 大きな広場がありました。
山側はこんな感じで、水は流れていないものの立派な彫刻たち、上にテラスがありました(工事中っぽいですが、上がることができました)










さらに奥に進んでいくと、あじさい園などの庭園、さらに砂利の山道を進んでいくと、森の中にはこんなオブジェもありました。












先のテラスの上(やや工事中)から眺めた邸宅の様子。












さらに流れる水路の跡のようなところの脇を登っていったところ。塔のようや物もありました。




まだまだいろいろ続いているようでしたが、とりあえずここで折り返し、広場へと戻って行きました。途中、

 オリーブ畑や









葡萄畑もありました。













広場に戻ったところで猫に遭遇、すぐにあじさい園の方へ歩き去ってしまったので、後ろ姿しか撮れませんでしたが、こんな感じ。












もとにきた道を戻ると、正面のテラスには、先のご老人がまだ佇んでいたので、挨拶して邸宅を後にすることにしました。心なしかご満悦のご様子。やっぱり邸宅の主だったのかもしれません。

なお、帰り際、直売所で、ワイン(2本で11ユーロ)とオリーブ(500mlで6ユーロ)を買って帰ることにしました(写真はローマのホテル、および自宅)。相当重く、持ち歩くのに苦労し、しかも、そのままでは日本の免税範囲を越えてしまうので(1人3本)、1本は今夜飲んでしまうことを決定(笑)



重い荷物を引きずりながら山を下り、正門前に到着。


写真左手が観光案内所(+市役所、博物館)です(帰り際に撮影)。










昼食の場所を求めて旧市街をうろつきます。夕食はおつまみ&ワインとなることが決定したので、ローマ料理を食べられるトラットリアを探しましたが、なかなか見つからず、ここにしよう、と決めかけた店も開店時間になっても入り口に鍵がかかっていて開かず・・・夏期休業中や夕方のみ営業のところも多いようです。てなわけで結構時間が押してきました。

メルカート広場裏で、簡単なパスタ+αを出していそうなお店をようやく見つけて入ることにしました。写真は出る時に撮ったもので、お昼はもっと賑わっていました。特に店の中は、地元っぽい人で満員状態、盛り上がっていて良い感じでした。










英語がほとんど通じず、メニューがよくわからなかったのですが、成り行きで、パスタ(カーチョ・エ・ペペ)を頼み、さらにメイン、そして前菜のオリーブが来ることになりました。「メニューは?」と聞くと「No menu, Pollo(イタリア語の鶏肉), Chicken」といった具合で???だったのですが、7ユーロとのことで、とにかく注文(笑)、テラス席に座ってものが届くのを待ちます。その間にも大きくて可愛いイヌを連れた地元の夫婦が隣りに座ったり(イヌはテーブル下でリラックス)、と外のテラス席もほぼ満員になり、楽しげな雰囲気でした。

まず来たのが前菜(確か1.5ユーロ)、おつまみとなるオリーブの盛り合わせ。唐辛子風味はかなり辛口でした。こんなプラ皿入りですが、緑のやつは、日本ではかなり高級品とされるものの味がしました。ちなみに昨日のオリーブくんたちも合流させていただきました。








ついで、メインとパスタがやってきました。オリーブがチープなプラ皿だったので、こちらもそうかと思ってましたが、しっかりとした皿に立派に盛り付けられて、パンと共に搭乗。

カーチョ・エ・ペペ、チーズ(パルミジャーノ)と黒胡椒を合わせたシンプルなパスタ、ローマの庶民の味です。なかなかおいしかったです。6ユーロで大盛りでした。









チキンのトマト煮(7ユーロ)。ぶつ切りの鶏肉がいい味をだしていました。 めちゃめちゃ美味しかったです。
入店時には気づかなかったのですが、店の入口に、本日のオススメが書かれたミニ黒板を発見、どうやら「本日のオススメ‘チキンの煮込み’だよ」と言っていたらしいことが分かりました。結果オーライです。






もちろんワインと発泡水も頼みました(どちらも推定3ユーロ程度)。ワインはかなりさっぱりした感じで、水のようにグイグイいただきました。一応、昼なので500mlのカラフェにおさえていたのですが、、、











会計を頼むと、ちょっと待ってて、と言われ、少々待ったのですが、オーナーとおぼしき、先の店員さんが笑顔で登場!おもむろに白ワインの入った250mlのカラフェと、リング状のクッキーを渡されました。浸して食べると美味しいのだそうです。隣でイヌを連れた夫妻も同じように楽しんでいたようなので、この店の名物かもしれません?確かにおいしい!サービスとはいえ、せっかくのワインも飲み干し、結局、1ボトル分飲み尽くしたことになりました(笑)。ちなみに会計は2人で22ユーロ、メインとパスタ、前菜の値段を引くと、水・ワイン・席料はそれぞれ2~3ユーロということになります。リーズナブルな値段でフラスカーティを堪能することができました。





ちなみにこのお店の近くには、お菓子屋もあって、いい匂いがしていてお土産に買うことも考えていたのですが、巨大な大袋(値段は3~4ユーロ程度)にひるんでいました。お店で食べてとてもおいしかったので、ぜひと思って帰りによるが、食後は見事に昼休み時間帯、買う機会を逃してしまいました。ちなみに、家にあったガイドブック(エッセイ)には、フラスカーティにはプパッツァ(pupazza)という「イケイケのコギャルスタイルが色っぽい伝統菓子」があると紹介されていました。確かに、人形型のクッキーは売られてはいるのですが、土偶っぽいものばかりで、色っぽいかどうかは微妙でした(笑)。多産&繁栄の象徴とのことなので、土偶という例えもあながち間違えではないですが。ネタとしてお土産にしようと思っているのですが、30cmはあろうかというその大きさにひるんでいるうちに、同じく買う機会を逃してしまいました(笑)。

ホテルに戻り、荷物を受け取ります。フロントのお兄さんは握手で見送ってくれました。アマルフィに引き続き家庭的な感じがして、良い感じでした。

行きとは違い、アルドブランディーニ邸の前の広場を抜けて、車道わきの歩道経由で坂を下り駅を目指しました。難なくフラスカーティ駅に到着。予定より1時間あとの電車(2時半すぎ発)に乗ることにしたのですが、困ったことに自動販売機はシステムエラーで稼働せず(前のお客も困っていました)、エキナカの売店も昼休み中です。イタリアの場合、切符を買わないで電車に乗ると罰金だったはずだけど、、、



前のお客は、自販機が壊れていた証明にと写真を撮っていたので、うちも真似して写真に納めておきました。ローカル線は車掌を呼べばよかったような・・・乗るしか無いので電車に乗り込みます。

相変わらず落書きだらけの電車です(笑)。車掌とおぼしき人がいたので声をかけ、切符を買い求めます。特に問題なく車内発券、、、運賃は7ユーロ強(一人3.5ユーロ+α)、サレルノ駅の自販機で買ったときは4.2ユーロだったような・・・!?。自販機が壊れていた、と伝えたものの(カタコトイタリア語なので通じたかは不明)、車内販売は値段が違う、ということで若干高い運賃での発券になりました。自販機でない場合は加算運賃、とすると行きの空港駅の売店での割増も辻褄があうのですが・・・若干不明朗(笑)。チップ程度の加算チップ程度の加算なので細かいこと気にしなくてよいレベルなのですが、ルールとして明示しておいて欲しいものです(キセル扱いだと数十ユーロの請求になるらしいし)。こういった面でローカル線乗車はハードルが高いですが、とにかく行きに往復で買ってしまうのが得策らしいです。

再びローマの水道橋に出会いました。













今回は、ちゃんと出口に近いところに到着しました。イタリア国鉄マークのついたシャツは着ているものの、リュックなんて下げていたり、駅の時刻表を眺めたりしていたので、なんちゃって車掌だったりして、とも思ってましたが(笑)、運転手とも話している(よくみるとこっちもラフな格好でした)ので、ちゃんと本物の車掌さんだったようです。





やや酔っていますが、とにかく無事にローマ帰還。ホテルを目指します。初日に泊まったホテルとは駅前広場を挟んで反対側です。フロント周りは日本のビジネスホテルのようにあっさりシンプル、機能的な感じです。部屋は、白ベースでモダンな感じ、LED照明の色がボタンで変えられるという不思議な仕様でした。よりあえず青色は就寝灯として使えました(笑)。


フラスカーティでだいぶ酔ってしまったので、しばし休憩、意識を失いました(笑)。16時過ぎに這い出して、市内の観光に向いました。歩いてコロッセオに向いました(写真はコロッセオ見学後に撮ったもの)。




 コロッセオ1階の内部です。切符売り場の列に並んでいる間に撮りました。もう夕方だったこともあって、列はそう長くはありませんでしたが、翌日朝見たら悲惨な位並んでいました。この時点ではコロッセオとフォロ・ロマーノを同時に見るつもりでした。
 入場後、階段のところで出会ったのが、こちらの黒猫、詳しくは「Gatto di Roma」の記事を御覧ください(笑)

 コロッセオの内部の様子です。立派に博物館の建物としても役だっています。実は内部には本屋などもあり、入ってしまえば普通の建物の中にいるようでした。はじめ黄金宮殿(ネロ帝が作らせたもの)関連の展示を見た後、一旦、コロッセオ内部を見学し、そのあと、コロッセオ自体の展示を見学しました。
コロッセオの様子です。観客席だった部分はだいぶ剥がれていますが、一部コンクリが残っています。決して修復にコンクリを使ったわけではなく、ローマ時代のコンクリです(火山灰ベースらしい)。
創建当時、ここでは剣闘士の真剣勝負などの見世物が行われていました。底部は複雑に入り組んでいますが、当時はこの上に板(+砂)がはられており、歌舞伎座のように簡易な「エレベータ」で猛獣や剣闘士を登場させたり、水を張って模擬海戦 を行ったりしていたようです。
なお展示されていた創建当時の様子。天井には可動式の布製のドームがはられていたようです(!)。








コロッセオに見入っていたせいで、結構遅くなってしまいました。フォロ・ロマーノの出口(普通に入れそうでしたが)は、コロッセオのすぐ横にあったのですが、入り口はパラティーノの丘の方に回りこまないといけないようです(地図のさらに下方向)。閉館時間1時間前ちょいすぎ位に、ようやく着いたのですが、すでに入場できなくなっていました。入場は閉館時間の一時間前だったらしいのですが、まだ2-3分くらいしか過ぎておらず、おまけしてくれるかもと思ったのですが、あっさりと「see you tomorrow!」、切符は2日間有効だそうです。仕方なくきた道を戻り、フォリインペリアーリ通り沿いからフォロ・ロマーノの下見をすることにしました。


大きな地図で見る


フォリインペリアーリ通りは、歴代の皇帝たちが作らせたフォーラム(公共の広場)の遺跡が並ぶ壮大な大通りです。道路自体はムッソリーニがパレード用に作らせたものらしいです。









コロッセオを背に歩いて、まず通りの左側で目立っていたのは、マッズェンツィオ聖堂です。あまりに大規模過ぎて本当にローマの遺跡かと思ったのですが、後で調べたところ、マクセンティウス帝の時代(308年)から4年ほどかけて作られた巨大なバジリカで、帝政ローマの後期にありがちな巨大建造物です。




 ついで道路左側の眼下には古代ローマの中心地フォロ・ロマーノが広がります(右側のハウス状の建物は元老院)。まだ観光客の姿が見え、少々残念な気もしましたが、かなり広そうなので明日また来ればよい、という話も。
 カエサルのフォーラム、残念ながら列柱が残っているくらいです。翌日も思いましたが、この辺りは若干気をつけたほうがよさそうな雰囲気です。観光客の姿に混じって、スリっぽい風体の人も若干いました。少し注意していれば日中は問題ないと思いますが、周りに何もないので夜は避けたほうがいいと思います(フォロ・ロマーノの有料ゾーン内で観光客ばかりなので、ほぼ無問題だと思います)。

こちらにはユリウス・カエサル(Julius Caesar)の銅像もありました。民衆の力を背景に貴族による寡頭共和制から、終身大統領ともいえる帝政へとローマを作り替えた人物です。彼自身は道半ばにして、共和制支持(貴族寡頭政維持)の過激派の手によって元老院議事堂にて暗殺されてしまいました。ちなみに現代イタリア語ではチェーザレ(Cesare)、英語ではシーザー (Caesar)と表記します。









大通りの反対側にはトラヤヌスのフォーラムの遺跡がありました。 フォーラム自体はご覧のとおり遺跡状態で、少し高くなった位置に歩道が通してありました。

フォーラムの遺跡の先には、トラヤヌスの市場があります。紀元100年頃のトライアヌス帝時代(五賢帝の一人でありローマの全盛期)に作られた市場で、中には食料品店・酒店が並んでいたそうです。
上層部は中世に建てましされたようですが、ローマ時代の建築物の中でかなりよく残っているものの一つです(多少の復元工事は行われたようですが)。アーチ状に並んでいるのがいい感じです。





さらにフォリインペリアーリ通りを進んでいくと、白亜の巨大な建物に行き着きます。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂です。イタリア(再)統一後の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世をたたえて建てられた記念堂で1895年から建設が始まり、1911年に完成したそうです。正面には戦死した兵士のための祭壇もあるそうです。


そのまま歩き、クイリナーレ宮殿を目指しました。教皇領時代に建てられ、政府庁舎や宮殿として使われていた建物で、イタリア王国時代は国王の宮殿、そして現在は大統領宮殿として使われています。なので、玄関は軍や軍警察がしっかりと警備しています。すでに19時半過ぎ、夕日に染まる宮殿です。



あたりも徐々に暗くなり始めたので、ホテルに戻ることにします。今夜はフラスカーティのワインをいただくので、どこかのお店で、おつまみとワインオープナー(笑)を買う必要があります。まずクイリナーレ宮から歩いて帰る途中で見つけたお店で、チーズやカラーピーマンのマリネなどを買いました。

こちらがクイリナーレ宮から戻るときに偶然見つけたお店。カラブリアなど南部の食材を中心としたお店でした。会計が伝統的な方法(まず商品とレシートをもらって店内のレジでお会計)でした。











こちらがそのお店で買ってもの。 アーティチョークのマリネとカラーピーマンのマリネ。写真はホテルにて撮りました。本当はビニール袋に入れてありました。塩辛すぎることもなく、なかなかおいしかったです。
ソフト系のチーズ(上)と、水牛のモッツァレラ(右)。ソフト系のチーズは、お店の人が「dolce(甘い)」といっていましたが、確かに塩気は少なく、ほのかにミルクの甘みを感じる味わいでなかなかおいしかったです。水牛のモッツァレラは、大・中・小といろいろサイズがある中で小さなものを選びました。小さいこともあって、アマルフィで買ったものよりしっかりめな感じでしたが、こちらもさっぱりしていておいしかったです。

さらにコロッセオ近くのスーパーで羊のハード系チーズ(確かformaggo di fossa)を追加しました(写真・左)。こちらもなかなかおいしかったです。。





コロッセオ近くにあったスーパーは初日に発見しており、量り売りのチーズやサラミの他、いろいろ売られていることで目をつけていました。量り売りの他、缶詰や瓶詰類も豊富でしたが、どことなく日本の駅前「高品質」スーパーを彷彿とさせる小奇麗な雰囲気。日本でもしばしば見かける商品も結構あって、世界の近さを感じてしまいました。日用品なども扱っているので、土産物屋ではなくて、ちょっと高級感を出した普通のスーパーのようです。どこかのガイドブックにでも載っているのか、妙に日本人観光客の姿が目立ちました。チーズの他にも他にもいろいろ買い、ワインオープナーも無事に見つけてホテルに戻りました



 イワシのマリネ。スーパーで量り売りで売られていましたが、注文後、圧着のパックに入れてくれました。ちょっと包装過剰なところも日本的!?当然だとは思いますが、さすがにアマルフィで食べたものの方が新鮮な感じでしたが、おつまみとしてはよかったです。
 こちらはスペック(豚もも肉の燻製)。普通に生ハムとかを考えていたのですが、遠くにある塊を適当に指さしたら、こちらになりました。同様のものを日本でもお手頃価格で買えるので、そうお買い得感はありませんでしたが、普通においしかったです(麻布十番にある肉食系のスーパーでは100g400円位だったはず)。











中身の写真を撮り忘れてしまいましたが、サラダセット。なんとオリーブオイルとビネガー、そしてプラのフォークもついていました。ちょっと日本のコンビニを彷彿とさせる商品ですが、大変便利! ホテルでの飲み食いであるにもかかわらず、しっかり野菜を取ることができました。









ちなみに一昨日の夜の残りのパンもこの時においしくいただきました。少し足りない感じでした。カラブリアの店でもパンを薦められたのですが、おとなしく買っておけばよかった。

本日のワイン:フラスカーティ Frascati superiore DOC(辛口・白)

アルドブランディーニ邸で購入した2本セットのうちの1本です。フラスカーティの市内でガブ飲みしたワインは、けっこう薄くさっぱりした飲み口(それはそれでいいのですが)でしたが、こちらはかなり濃い感じ、しっかりとしたコクと味わいでとてもおいしかったです。ワインが進み、あっさり1ボトル飲み尽くしてしまいました。
















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