7月30日の晩御飯、料理はピエモンテを中心としたイタリア北部のイメージです。
・バーニャカウダ Bagna Cauda
ピエモンテ・ランゲ地方の伝統料理です。ニンニク・アンチョビ・バター・オリーブオイルを加熱して作るソースに野菜をつけて頂きます。今回は軽く茹でたアスパラガスとニンジンです。極めてシンプルですが、とてもおいしかったです。一応初出。
・マリタータ Zuppa Maritata(チーズと卵のリゾット)
こちらもピエモンテ地方の伝統料理らしいです。チーズ、ホウレンソウ入の洋風卵がけご飯です。茹でたお米(今回はイタリア米)に割りほぐした生卵、バター、パルミジャーノチーズを加えて混ぜます。カルボナーラのリゾット版といった味わいでとてもおいしかったです。Maritataとは「結婚」という意味、添える野菜を一緒に茹でるからつけられたネーミングらしいです。
・豚のスペッツァティーノ Spezzatino(赤ワイン煮込み)
簡単に作ることができる赤ワインの煮込みです。肉の赤ワイン煮込みはだいたい同じような味わい、香りに仕上がる傾向がありますが、今回もやわらかく仕上がり、とにかくおいしかったです。一緒に添えたのは北部の名物ポレンタ(とうもろこし粉を練りながら加熱したもの)です。こちらの添え物にはバター、パルミジャーノチーズを加えて濃厚にしました。
・イカの墨煮
こちらは北部ながらベネチア周辺の沿岸部の名物です。2杯のイカから墨袋を取り出し、1杯分の胴体・足でつくりました。こちらにもポレンタを添えていただきました。
今日は、都心にいく用事があって、ピエモンテ産食材が中心のイタリア輸入食材店にも立ち寄ったため、少し贅沢して、生ハム(パルマ)、ピエモンテ産のチーズもいただきました。
本日のワイン:イタリア・カンパーニャ州(アリアーニコ種・辛口赤・ミディアムボディ)
ワインの方は在庫の都合でイタリア南部・カンパーニャ州の赤ワインを開けました。南部の代表的な赤ワイン品種アリアーニコ種を使ったワインで、渋み、酸味と果実味が適度に効いた非常においしいワインでした。紫がかった濃い色合いでした。先週開けた白ワイン(ウンブリア州)の残りもいただきました。
参考レシピ:
ピエロ・ベルティノッティ「リーゾ」(柴田書店)2005
→マリタータ(チーズと卵のリゾット)
ダニエラ・オージック「イタリア地方のおそうざい」(柴田書店)2005
→バーニャカウダ、
「イタリア地方料理の探求」(柴田書店)2005
→豚のスペッツァティーノ(赤ワイン煮込み)、イカの墨煮
2011年7月31日日曜日
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