1月30日の晩御飯。
スペイン料理ベースながら、今日はバスク風(スペイン北部~フランス南西部)です。
バスクは食の都として知られ、日本ではまだ珍しいものの、伝統の地方料理以外にも新進気鋭の新バスク料理のお店が世界中に広がっているそうです。ちなみにバスクは、独自の言語(バスク語)をつかう地域でもあり、スペインからの自立の動きも盛んな場所です。日本でなじみのあるバスク人の代表はフランシスコ・ザビエルです。
・あさり御飯
バスク地方でしばしば食べられているようです。本当は土鍋を使うようですが、うちではパエリア鍋を使っています(蓋をすれば大丈夫)。よく目にするパエリアに比べて具がシンプル(野菜は緑ピーマン、にんにく、パセリのみ。具はアサリのみ)ですが、シンプルかつ、やさしい見た目と味わいでとても気に入っています。パエリアに比べて気持ち蓋をする時間を長めにとっています(10分くらい)。
・鶏のバスク風煮込み
鶏肉とピーマン(緑、赤←今回はオレンジ)・玉葱を煮込んだ料理です。よく食べる鶏肉のトマト煮とほとんど一緒ですが、葱とセロリの葉っぱ・パセリの茎があったので、きちんとブーケガルニ(それらを束ねてタコ糸で縛ったもの)を入れて煮込みました。レシピ本では、若鶏1羽でしたが、今回は手羽元を使いました。
本日のお酒:
スペイン・カタルーニャ地方の白。ジローナ(Girona)産なので、フランス国境・ピレネー山脈の麓という点ではバスクと一緒です(バスクが大西洋側、カタルーニャが地中海側)。カタルーニャもおなじく独自の言語(カタルーニャ語)を使う地方で、スペインからの独立運動が盛んな場所です。酸味がアクセントのさわやかな味でした。ちなみに、バスクでは、微発泡のシドラ(微発泡のりんごのお酒)とチャコリ(酸味が強い微発泡の白ワイン)が飲まれています。
本日のチーズ:ガローチャ
カタルーニャ地方ガローチャの山羊のチーズです。
偶然ながら、ワインがカタルーニャ州ジローナが産地だったのですが、ガローチャ村はすぐ近くでした。
と、思っていたのですが、満腹で翌日の朝ごはんからの開封となりました。
参考レシピ:
おおつきちひろ「スペイン熱い食卓」文化出版局(1995)
→あさり御飯
中野寿雄「美味しいフランス家庭料理」大泉書店(2007)
→鶏のバスク風煮込み
2010年1月31日日曜日
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