2010年1月13日水曜日

茄子のディップ、ジャジキ、イェミスタ、鯛のフィロ

モロッコ、ポルトガルと続いた連休料理スペシャルの最後は、ギリシャです。
春巻きの皮がフィロ(ギリシャのパイ)生地として使えるという話をきいて早速試してみることにしました。

・茄子のディップ
 
中近東でも大人気?の茄子のディップです。今回のものは、オーブン焼した茄子(米茄子、皮むき)をフードプロセッサーにかけ、ニンニク、ゴマペースト、レモン汁(瀬戸内レモン)を混ぜています。ゴマペーストは、本来タヒーニと呼ばれるものですが、うちでは普通の練りゴマを使用しています。
ずっと以前作ったときは、茄子の渋みとニンニクの辛味が前面に出てしまい今ひとつであった記憶がありましたが、今回のは苦味も適度で、とてもおいしかったです。



・ジャジキ
 
毎度おなじみのキュウリとヨーグルトのサラダです。白ワインビネガーとミントの葉も入っています。前回から角切りキュウリ(皮むき)を使ったレシピが人気です。



・イェミスタ(ピーマンとトマトの詰め物)
 
トルコ料理のドルマとほぼ同じものです。オーブンで作ると赤ピーマンの甘味が引き立ちます。
今回の中身は、肉(牛挽肉)入りのピラフです。



今回のメイン、

・鯛のフィロ(パイ包み)
 フィロというのは、ギリシャの薄いパイ生地のこと。鯛などを白身魚を包んで焼くパイ包みです。
フィロ生地を入手するのが困難で、なかなか作れなかったのですが、モロッコ料理の本を読んでいたら、春巻きの皮で代用できる(というか同じもの)ということだったので早速挑戦してみることにしました。

本来はsorrel(日本名スイバ)という野菜を使うそうだが、冷凍しておいたほうれん草を使用。ゆでたジャガイモとほうれん草の上に、塩こしょうした鯛(今回はメダイ)の切り身を載せ、フィロ(今回は春巻きの皮で代用)で包みます。オリーブオイルを塗って3枚で包みました。バターを塗ってオーブンで焼けば出来上がりです。これにほうれん草、バター、クリームでつくったソースを添えています。バターやオリーブオイルを塗ったとはいえ春巻きで代用した「フィロ」はとてもあっさりしていて食べやすかったです。



参考レシピ:
Rena Salaman and Jan Cutler. The Illustrated Food and Cooking of Greece. Lorenz Books (2005)

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