2010年1月10日日曜日

チキンサラダ、タコのサラダ、ワカサギのエスカベッシェ、デーツのベーコン巻き

学生時代の友人とうちで飲んだときのメニュー・前菜編です。
ポルトガル料理は、どこか和食、中華などとも通ずるところがあるのが特徴です。

・チキンサラダ
 

ゆでた鶏肉、ピーマン、コリアンダー(香菜)をオリーブオイルと塩コショウであえただけです。
ぱっと見、バンバンジーの親戚か何かに見えますが、シンプルな味付けがたまらなくおいしいです。
はじめ、ポルトガル料理として認識してもらえなかったですが、それだけ違和感がないのかも。




・タコのサラダ
 

こちらは、レシピ本にあったタコのサラダではなく(ビネガーでマリネするレシピでした)、シンプルなガリシア風で作りました。要するに茹蛸の上に、パプリカ・唐辛子粉、塩、オリーブオイルをかけただけ。
ガリシア地方はポルトガルのすぐ隣ですので、似たメニューがあるのもうなずけます。友人の一人は、スペイン留学経験がありますが、基本的にはずしてないとのお言葉(というか、レシピ、変えようがないですが)。




・ワカサギのエスカベッシェ
 
いわゆる南蛮漬け。ワカサギで作ったのさらにそれっぽいです。
違いは醤油を使うかどうか位だと思うのですが、オリーブオイルで揚げるとさっぱりに仕上がります。




・デーツのベーコン巻き
 
前菜で変り種は、これ位かもしれません。デーツ(なつめやしの実)をパンチェッタ(生ベーコン)で巻いて炒めました。元のレシピでは揚げていましたが、今回は炒めただけです。甘味と塩味・旨みの組み合わせが面白いです。豚肉使用という相違点はあるものの、モロッコ料理などと通じるものがあります。




チキンサラダ、ワカサギのエスカベッシェなどを筆頭に、和食(南蛮漬け)や中華(バンバンジー)に通ずるものがあるのが、ポルトガル料理の特徴です。おそらくは、大航海時代に伝わったのではないかと思うのですが、そう思うと九州辺りの名物(カステラ、カラスミも?)には、南欧料理と通じるものが以外に多くて、興味深いです。


丹田いづみ「家庭で作るポルトガル料理」(河出書房新社)2008
 →チキンサラダ、ワカサギのエスカベッシュ、デーツのベーコン巻き
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