昨年に引き続いて、4泊5日で沖縄に行ってきました。
今回は慶良間諸島と本島です。
写真は、モノレールの牧志駅近くにある崇元寺(そうげんじ)石門です。沖縄戦以前は臨済宗のお寺があったそうですが、今は石門だけが残っています。16世紀の創建とわれ、琉球王家ともゆかりのある由緒正しい場所らしいです(重要文化財)。モノレールの牧志駅から泊港(とまりん)に行く途中にあったので立ち寄りました。
崇元寺石門に寄って行きたいということもあって、港まで歩いていきました。沖縄は台風が多いこともあって、コンクリ造りの家が多いのですが、昭和時代の建物はデザインがユニークです。
こちらの建物もなかなか味がありました。牧志駅から崇元寺石門経由で港まで30分くらい歩きましたが、結構楽しめました。
泊港(とまりん)の北岸から村営の高速船(クイーンざまみ3)に乗って慶良間諸島・座間味島を目指します。直行でも50分ほどかかりますが、波も穏やかで快適でした。途中、数々の無人島や同じく慶良間諸島の渡嘉敷島などを見ながら、あっという間の船旅でした。
かなりにぎやかな那覇と比べると、うって変わってのどかな風景です。山がちで緑が濃い地形に白い砂浜と、平坦な地形の竹富島とはだいぶ異なる雰囲気で、どちらかというと伊豆諸島の神津島に近い印象でした。
さて、船が到着したのは夕方5時頃だったので、早速チェックイン、港の目の前の民宿です。いきなり「今日はお祭りなので夕食はなしです」には驚きましたが、どうやら島あげてのお祭りで、飲食店の出店もたくさん出るとのこと。というわけで、集落内を散策してから、お祭り会場に向います。で、早速集落内ではネコに遭遇。
さて5時半頃から始まった「座間味島祭り」ですが、島の学校のエイサー踊りから始まりました。まだ明るいうちから出店でいろいろ買って夕食にしました。焼きそばとか唐揚げとか普通の食べ物もあったのですが、せっかくなので沖縄料理食の強いものをチョイス。
左上から、モズク入りおにぎり、スクの唐揚げ、島ラッキョウ、変わり種おにぎり、そして定番のゴーヤーチャンプルーです。後で知ったのですが、スク(アイゴの稚魚)の唐揚げは今の時期結構貴重なものだそうです。もう少し大きくなってしまうと藻を食べるようになってしまい、苦くなってしまうのだとか。塩味の効いていてビールや泡盛によく合いました。
そして、モズク天(かき揚げにモズクが入ったタイプでした)、にんじんシリシリー(人参の炒め物)もいただきました。
最初は集まっている人も少なく、なんとなく地味な印象だったのですが、、、
暗くなってきてからは、ほとんど全島民が集まっているのではないかと思うほどの人出で、フラダンス、ファイヤーダンス、鯨太鼓、エイサーと大いに盛り上がっていました。
特に終盤のエイサー踊りでは、会場全体で踊り、大変なことになっていました(座間味祭りの定番で、これを楽しみに集まる人も多いのだとか)。そして満点の星空の中、花火でフィナーレと、とても楽しい一夜を過ごすことができました。
慶良間諸島の位置関係:
慶良間諸島は沖縄本島の西約40kmのところにあって、多数の島から成り立っています。島と島の間は波穏やかな内海になっていて、透明度も高く、ラムサール条約の指定を受けた貴重な自然環境が残っています。今回訪問した座間味島、阿嘉島は島尻郡座間味村に属し、沖縄本島寄りにある渡嘉敷島は渡嘉敷村に属しています。
大きな地図で見る
2011年8月27日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿