2月19日の晩ご飯。久々のギリシャ料理・魚料理編です。
・鯵のマリネ
地中海に幅広く分布するマリネです。スペイン風で出しているものと同一レシピです。今回は比較的小ぶりのサイズの鯵を使いました。
・真鯛のオレンジソース
オレンジとオリーブオイルでマリネした真鯛の切り身に、小麦粉をつけてソテーしたものに、アンチョビ・バターベースのオレンジ+レモンジュース、バジルを入れて煮込みます。仕上げに輪切りのレモンとオレンジをのせて出来上がりです。酸味が効きつつも濃厚なソースがとてもおいしかったです。今回のオレンジは八朔、オレンジジュースには市販品を使いました。久々に作りました。
本日のワイン:イタリア・カラブリアCiro(グレコ種、辛口・白、果実味豊か)
イタリア南部カラブリア州のワインです。果実味が豊かでも、匂いも強すぎず、しっかりとした辛口そして程よい酸味と、まさに好みのワインです。今回のような酸味のきいた魚料理にとてもよく合いました。
カラブリアをはじめ、イタリア南部~シチリアにかけてはマグナ・グラエキア(Magna Graecia)といって、古くはギリシャの植民都市が点在し、中世も11世紀までは、ギリシャに本拠をもつ東ローマ帝国の領土であり、今日までギリシャ語の影響が残るなどギリシャの影響が強い地域です。今回のグレコ種もギリシャに起源を持つブドウ品種と考えられています。個人的な感想ですが、アシリティコ種やサヴァティアノ種などの土着品種を使ったギリシャのワインに近い印象を受けます。右の地図は、11世紀の東ローマ帝国の地図です。カラブリア地方も版図に含まれていました(図はwikipediaより)。
参考レシピ:
Rena Salaman and Jan Cutler. The Illustrated Food and Cooking of Greece. Lorenz Books (2005)
2011年2月20日日曜日
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