10月2日の晩ご飯。ギリシャ、レバノンなどトルコの近隣諸国の料理はしばしば作っているので、フムス(豆のペースト)、ドルマ(野菜の肉・米詰め)などトルコ料理と共通性のあるメニューは頻繁に食べていましたが、トルコ料理を特集して作ったことはあまりありませんでした。いよいよ満を持してトルコ料理です(外食するときは、トルコ料理の頻度がかなり高いですが)。米料理・メイン編。
・イワシのピラフ
三枚におろしたイワシを揚げ焼きにしたものを使います。ピラフ自体は、お米をお湯につけてしばらくおいてから、玉ねぎ・松の実・カラントなどと炒め合わせています。イワシを載せて、塩水を加えオーブン焼きにして仕上げました。表面の米はかなり硬くなったしまいましたが、非常に美味しかったです。途中までアルミホイルで覆って加熱するとさらによいかもしれません。
・ムサカ(トルコ風)
揚げ焼きにしたナスに、牛挽肉の炒め物を重ねます。トマトやピーマンも載せてオーブン焼きにしたのが、トルコ風のムサカです。ギリシャ料理としてムサカをしばしば作りますが、ギリシャ風の場合には、ベシャメルソースなどをかけて仕上げます。シンプルなトルコ風のムサカですが、ヘルシーな感じがしてとてもおいしかったです。
オーブン焼きにした時の様子はこちら。
本日のワイン:アルゼンチン・ロゼ(マルベック種、辛口)
トルコのワインは入手が難しいので、今回はアルゼンチン産のワインにしました。マルベックは赤ワインに使われることが多い品種で、その場合には非常に力強い味わいになります。今回は、ロゼですが、香りも高く風味が豊かでとてもおいしかったです。
(*)マルベック種は、アルゼンチンで多く栽培されているものの、土着品種というわけではなかったので訂正しました(10/10/26)。
トルコはイスラム教徒がほとんどの国なので、原則として酒は飲まない地域ですが、世俗国家であることや、イスラム化する以前の伝統もあって、ワインやラクなどの伝統的なアルコール飲料が、主に観光客や輸出向けに生産されています。特にラクはトルコの名物で、アニス風味の蒸留酒です。水を加えると白くにごります。ギリシャのウゾやフランスのペルノーとほぼ同じものです。ということで、今回はウゾ(ギリシャ産)も水割りでいただきました(写真後方)。
参考レシピ:
荻野恭子「家庭で作れるトルコ料理」河出書房新社(2009)
2010年10月3日日曜日
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